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漆黒のシャルノス



(20日追記/推敲完了)

本日は「水スペ(略)」発売日ですね。
おめでとうございます。私の所にも先ほど届きました。
つってもPCの容量が足らないっぽいので
インストするのはもう少し後になりそうです。
あああ、もう、データ整理めんどくさいぜー!

さてさて昨日予告した通り
今日は「漆黒のシャルノス~What a beatiful tomorrow~」の
感想記事をがっつり書きたいと思いまーす。
思ったことを片っ端から書く予定ですので
アホみたいな長文になる予定。
細かい部分の分析やネタバレ部分は追記に置いとくとして
全体感想からいってみたいと思います。

ジャンルとしては一応「スチームパンク・ホラー」となっていますが
ぶっちゃけそんなに怖くないです。
せいぜい終盤の例のアレくらいかなあ。
作中でバロンが散々「回転悲劇」というフレーズを使ってますけど
どっちかといったらそっちの方がふさわしい気がします。
と、いうのもこの話、いわゆる『悪人』が殆ど出ないんですよ。
主人公のメアリさんは、無二の親友を救う為に
命を狙われたり生贄に捧げられようとしたり散々な目に会うのですが、
仕掛けた側の人間も別に彼女に恨みがある訳でなく、
各々の切実な事情から仕方なくやっているに過ぎません。
その思いの強さや切なさは半端な物ではなく、
時に主人公であるメアリやMよりも
彼らの方に感情移入してしまうこともしばしば。
執行者のMの手で断罪されていく様は
メアリでなくとも「もうやめて!」と言いたくもなります・・・。

そんな数々の思惑や情念、身に降りかかる様々な苦難に
時に怯え、時に憤慨し、時に膝を屈しかけても、

ただただ親友のシャーリィを!
愛すべき穏やかな日常を!

彼女にとって当たり前の、けれどとても大切な物を取り戻すべく
一心に前だけを見て突き進んでいく
メアリ嬢のまぶしいことといったら。
ただのちっぽけな、何の力も無い少女が
懸命に光を求めて明日を追いかける・・・
「漆黒のシャルノス」はそんなおはなしです。
走り続けるメアリの前に現れるのが一体何なのか、誰なのか。
是非その目で確かめてみて下さい。

で、ここからはネタバレ有りの感想&分析でーす。
ゲームプレイしていない方は回れ右でお願いします。

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はい、ここからはネタバレ有りです。
ガンガンいきますよー。

えーとまず・・・キャラの良さがハンパないっすね!!
どのキャラも本当萌える、好きすぎる。
メアリはさあ、あの子さあ、王子様だよね・・・
一周目では良く分からなかったんですが
二周目で彼女のカッコ良さにズガンズガンきました。
かっこいいよおおおメアリ男前だよおおおおお。
あんなのが小さい頃から身近にいたんじゃあ
シャーリィも異性に興味沸かないはずだわ・・・無理だわ・・・。

M,彼もすごいですね。作品一番の萌えキャラと評されるだけあります。
いつも一人でいるくせに寂しがり屋、という男に滅法弱いので
事の真相と最終章のアレには胸を打ち抜かれました。
おま、もう、この子は・・・バカ!バカ!好き!!
欲を言うと髪を下ろした方のデザインの方が好きなんですが
それをやっちゃうとMじゃないんだよな・・・。

チャーチル・・・はもう色んな所で語ってるしなあ。
Mといいチャーチルといい、シャルノスはマダオ好きに優しいゲームですね。
チャペック研究会の人達ってなんか憎めないです。
というか、どっちかというと可哀相というか・・・。
例の曲名は「戦闘」というより「捕食」に変えた方が良くね?
OPの歌詞で「愛に浮かされたタランテラよ」っていうフレーズがあるけれど
彼らにピッタリの言葉だなーと思います。
つっても、一部を除いて大体当てはまるんですけどね、この言葉・・・。
6章で、ヘンリーが語る愛の言葉の台詞は、
まんまブラムから彼女に向けられた物だと
気づいた時にはもう、涙腺決壊しました。
ジェーンは見た目からして絶対悪女だとばかり思ってたので
本編で鱗が落ちまくったのを鮮明に覚えています。
いい女だよなあ・・・それなのにMのあんにゃろうは・・・ウウッ

ここからはちょっと時間をかけて考えていた事なんですけど。
このゲーム・・・一応18禁エロゲーというカテゴリに関わらず
メアリを含む仲良し3人のエロシーンがついに出ませんでしたね。
サービスシーンはね、あったけどね・・・
もうね、私本当にがっかりしたんです。
セレナリアやインガでの各恋人たちのえろシーンで
むちゃくちゃ萌えさせられた身としては、
メアリやシャーリィはまあしょうがないとして
彼氏持ちのアーシェは絶対あるよね!と。
本当にwktkして待っていたんですが・・・。結果はアレです。
うおおお何故だああああ何故無いのだああああと一生懸命考えました。

で、ひとつの結論にたどり着きました。
この作品の裏テーマは「子供だけが持つ力強さ」なんじゃないか?と。
これだけだとわかんないっすね、今からざざっと説明しましょう。

言わずもがなですが、メアリ嬢の目的は
シャーリィの覚醒と、いつもの日常を取り戻す事です。
その為に粉骨砕身の精神で頑張る訳ですが、
同時にそれはMの望みを叶えてあげなければいけないと言う事です。
そういう風に契約しちゃいましたからね、仕方ありません。

さて、Mの望みは何だったのでしょう。
シャルノスの具現やらなんやら色々ありましたが、
彼は結局の所、ちっぽけで、矮小で、
自分とはうんと格下の生き物に縋ったのではないでしょうか?

いつまでも過去にしがみつき、しまいに誰もいなくなった場所に
言葉も感情も麻痺するほどひとりぼっちでい続けた自分を、
こんな何も無い所にいつまでもいるなんてくだらない、
自分達と同じ、あたたかでごみごみして明るい世界に行こうじゃないか、と
そう言って欲しかったんじゃないかなあ。
その為にあんな大掛かりな罠を施し、うんと長い時間をかけて、
自分を叱り玉座から引き摺り下ろしてくれる、
そんな人間を探し求めていたのではないでしょうか。

ジェーンとモランは彼をこよなく愛してくれました。
普通の男だったらそれは、何ものにも変え難いような
献身的で純粋なものであったのでしょうが、
残念ながら彼は私達とは違う生き物でした。
ひょっとすると、『男』という概念にも当てはまらないのかもしれません。
(教授の身体を真似ただけで本当の姿は良く分かりませんでしたし)
だから二人の間違いは、「諦めた」という事もさながら
Mというその『人』を、
女として、異性として愛してしまった事なのではないでしょうか。
えっちの時も「気持ちはいいけど意味はよく分からん」とか
そういうレベルなのかなあと思ったので・・・
あのマグロっぷりから察するに。

だからメアリは『女』になってしまってはいけないのです。
恋も知らないまだ純粋な『仔猫ちゃん』のまま、
世界をまだ知らないが故に、だからこそ純粋な力強さを持つ『子供』のままで
同じ『人』として愛して、叱って、導いてあげる事が鍵だったのです。

思えば作中に出てくる大人たちよりも、
子供に分類されるケインズ、アンリ、エリー、
少し範囲を広げてアーシェ。
彼らの方がよっぽど冷静でしっかりしていましたっけ。
メアリはアーシェならシャルノスも切り抜けられると言っていましたが
おそらく他の子供たちもなんとか出来るのではないでしょうか。
その力をなんとなく分かっていたからこそ、
Mも子供には優しかったんだと思いますけどね。

まあ、そんなこんなの理由で
本編でメアリが処女を散らさなかった以上
他の二人もそれに順ずるのが筋というものでしょう。
一人だけ抜け駆けして「女」になっちゃっても違う訳ですしね。
そんな感じで、自分を納得させるかいむさんなのでした。
決して、女体化した上のカポーだからえろは描き辛かったんじゃなかろうか、とか
そんな身も蓋も無いことは考えていませんよ・・・ええ・・・!!

ファンクラディスクでラブラブでしたしね、贅沢は言いませんさあ。
でもそのうち自分で妄想をほk(以下略)

後は、そうですね・・・。
実は一番感情移入したのはシャーリィ(黒)でした。
だってねえ、今がとても幸せだなあと感じれば感じるほど
後はもう失うだけなんだよなあ、って考えますもん。

基本私もネガ気質なもので。
いくら若くて才能が満ち溢れていたとしても、
事故やその他の不幸な出来事で明日には命が無いかもしれない。
普通はそんな事を考えると、怖くて胃が痛くなるから
無意識のうちにやめちゃうんですけれど、
シャーリィはおそらくあの研究会で『見せられた』んでしょうしね。
普段はそうでなくとも、やっぱり思いつめちゃったら
ああなるのも分かる気はします。
しかし幼い頃のシャーリィは、
心のうちの数々の不安をメアリが悉く否定して笑ってくれたから
さぞかし安心して幸せな気持ちになったろうなと思います。
なかなかね、あんな事ケロッと言ってくれる子いませんよ。
そういう意味で作品中一番の不幸/幸福者なのかもしれません。

んん、それとそれと・・・
作品中でははっきり書かれていませんでしたが、
英国政府とハインツの企みの真相は

英:女王がギリギリ健在&恐らく歴史上最大の繁栄を誇る、
  今のこの瞬間の大英帝国のままでシャルノス化させ、定着させたい
ハ:某総統が生まれると母国がおかしな方向へ進むのが分かっているので、
  それならばいっそこの時間をシャルノス化させて停滞させたい

という感じで合ってますかね。
ハインツの元ネタを検索したら、かろうじて引っかかったのが
ゲイ疑惑か何かで強制収容所へ引っ張られた作家さんだか役者さん
でしたのでたぶんその路線で間違ってないかなと。
しかしハインツ、確信は無いけどその手の人だったのかなあ。
それだったらチャーチルが過剰に嫌っていたのも分かるかもしれない。
ああ、変な想像なんてしていませんよー本当ですよー

・・・・・・なんかロクでもないネタで〆になりましたが
ひとまずシャルノス感想はここでおしまい!
ライアー様や開発者の方々、
こんなに面白くて考えさせられる素敵なゲームを
作って頂き有難うございましたー。

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