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食前絶後!!

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昨日のマニュフェスト通り、「食前絶後!!」の感想~。

いやね…ひっっっっさしぶりにページ
めくるのが勿体無い感覚に陥った。
読書好きにとってはまさに至福の時と言えましょう。
1ページ1ページが面白いって何だそれ!最高じゃん!
かなり昔に作られたのに、やたら完成度が高い傑作だぜ!
という感覚では「鬼畜王ランス」に近いものがあるかも。
あくまで私基準ですけどね。つかあっち、えろげだし。

と、こうして絶賛している訳ですが、
決して万人にはお勧め出来ません。
何故かと言うとこの作品、ちょいと文章に癖があるのです。
具体的に挙げると

・(カッコ)での注意書きが多い
・キャラが作中で高速思考をする時に
 改行、読点無しで思考と動作の文章が入り混じる
・時間の経過を章の冒頭で箇条書きで示す
・文章が全体的に軽い

こんなとこかなあ…
あと、読者に向かっておもむろに語りかけるシーンもあって
そっちも人によってはどうだろう。ラノベではよくある事ですが。
まあ、でもかなりチャレンジャーな構成になっている事は確かです。
私なんかは面白がって読みましたが、
人によっては遊ぶな!と怒る人もいるかもしれません(笑)


この物語の冒頭はこうです。
隣に住む幼馴染、立野徳湖から告白される主人公。
下心丸出しで即OK!してしまうのですが、
何故かその場でお手製の弁当を食べてくれと懇願されます。
やや不自然な状況に疑問を覚えながら口にしたその弁当は、

「さっぱりとしたアスファルト」、または
「発狂して自分がチーズだと思い込んでいる煎茶」味のソボロ、
「柔らかい地引き網」味のシーフードサラダ


などおよそこの世の物とは思えない味がするのである。
脳髄に衝撃を受け、およそ正気を失いつつも
完食しようとしようとする主人公の前に現れたのは、
『調味魔道継承者』の地位を狙う刺客だった…


いやあ、冒頭から無茶してますね!!(笑)
「調味魔道」というのは、食べた味によって引き起こされる
分泌物や反応により食べた者の身体能力を飛躍的に増大させるもので、
主人公の北浜雄一君はそれを食べる事により、
秘伝の味を受け継いだ正当後継者の徳湖ちゃんを守る事になります。
この二人の幼馴染故に遠慮の無いやり取りがやったら面白いのですよ。
なんせ、雄一が酷い怪我をした時に
徳湖が詫びながら涙を流す場面があるのですが、
朦朧とした意識の中で思う事が

この土壇場で涙を流してそれでチャラにするつもりかこの外道

これですからね。たまんねえ…。
っつかえっちい事考えて即OKしたお前が言ってもな、と思いますが。

設定自体はギャグですが、ストーリー展開は
なかなかハードで読み応えありますよ。
雄一君、初めての戦闘なのに
呪文詠唱する敵に膝蹴りかまして舌噛み切っちゃいますから。
かぁっこいい~~。容赦ねえ~~~。
キャラの軽快さと展開のシビアさは封娘に通じる物がありますね。

いやはや、デビュー作でこんなん書いちゃうんだから
やっぱろくご先生はすごいわ。
ある意味初期だから書けたブツかもしれませんけど(笑)
惜しむらくは、古い作品だから
普通の書店にはもう置いてないんですよねー。
古本屋でもし見かけたら、是非手にとってパラパラ読んでみてください!
人によってはものすごく楽しめる迷作です。
九月姫さんの挿絵も可愛いですよ。

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