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夢の涯



さて、今回の感想は
「封仙娘娘追宝録奮闘編④ 夢の涯」でっす。

総評

表題作が神。本当に。
短編物はそう読むわけではないんですが
それでも確実にこの作品が今でも輝きを失わない
普遍の物である事を確信しています。
僅か68Pの中に込められた美しい物語を
是非皆様にも読んで欲しいなあとつくづく思うのですよ・・・。
そしてその感動をぶち壊す導果の存在感がまたすごいww
導果先生、長編の鬱展開も先生の手腕で
どっかんどっかん笑えるハッピーエンドにして下さいよ・・・。
いや、割とマジで。


~暁三姉妹密室盗難事件顛末~

『はははっは!私は探偵なのだよ!』

榎木z…じゃなかった、探偵を自称する宝貝、導果が
複雑怪奇な密室盗難事件をアバウトに解決する話。
やり口はコロンボ的なので(古畑的とも言う)
その辺が好きな自分としては楽しく読めました。
でも探偵は密室の謎は解明しないのであった。がーん。

~夢の涯~

『和穂。お前はここで死ね』

和穂は夢を見る。宝貝も、仙界も、そして殷雷の事も
何もかも忘れてしまった世界で、
平凡に、でも幸せに暮らす夢をずっとずっと見続ける…。
永い夢の中でやがて朽ち果てる和穂の前に現れたのは?

封仙シリーズ、いや今まで読んだ短編中で
一、二を争う程素晴らしい出来の作品。
読んだあとなかなか素面に戻れなかった。
一回読んで泣いて思い出して泣いてもう一回読んでまた泣いた。
殷雷は・・・本当に和穂が好きなんだろうなあ。
大事な人の幸せの為に、己の心の軋みを無視して
辛さや悲しみを一身に引き受けようとするその姿勢は
もはや愛ではないのかね。色んな意味で参りました。

~西の虎、東の狼~

『仕方がない。帰りがてら小銭を強盗でもしに行こう』

娘可愛さ故に宝貝で悪さをしまくる、ろくでもないオッサンが登場。
性質の悪いことにそれは宝貝封じの宝貝でもあった…。
よーく宝貝の性質を考えるとオチが見えてくるクイズのような作品。
自分は何も考えずに読んでしまったので悔しい!
しかし、真相が分かるといきなり笑い出す癖は直したほうがいいよ、和穂。

~雷たちの饗宴~

『殷雷握、殷雷剣、殷雷弓に殷雷刀。
 あれは槍だからやっぱり殷雷槍なのかな』

故あって、パラレルワールドから様々な和穂と殷雷が大集合!
林の中にあふれかえる和穂達と殷雷達。イラストが壮観。
ネタ的にはやっちまった感がありますが
話のまとめ方が上手いので破綻なく楽しめました。
氷の瞳の和穂にはなんとか幸せになって欲しいね・・・。
でもこういう話、ドラえもんでもあっt(自主規制)

~刀鍛冶、深淵氏の勝利~

『もつれた糸をさらにもつれさせて、
 糸を引きちぎるように謎を解くんです』

榎さn…じゃなかった、自称探偵の導果が
村を丸ごと包む、壮大な謎をブッタ切る!
書き下ろし中篇の中ではこれが一番読み応えがありました。
悲劇を喜劇にひっくり返してしまう導果先生に乾杯!
でも探偵は犯人を見つける事はしないのだった。ががーん。

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